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質問

地獄はどこにありますか?

答え


地獄の場所について、多くの学説が挙げられてきました。昔からある学説は地獄が地球の中心にあるというものです。他にも宇宙、特にブラックホールの中に地獄があるという人々もいます。旧約聖書で地獄と訳されている単語はシェオルで、新約聖書ではハデス(未知という意味)とゲヘナ(「ヒノムの谷」)です。シェオルとは「墓」や「よみ」とも訳されています。シェオルとハデスは裁きの時の前に死んだ人々が一時的に住まう場所を指しています(詩篇9:17; 黙示録1:18)。一方、ゲヘナは不信者が永遠に裁きを受ける場所です(マルコ9:43)。

地獄が私たちの下にあり、地球の中心にあるという概念がルカ10:15などの箇所からきています「カペナウム。どうしておまえが天に上げられることがありえよう。ハデスにまで落とされるのだ。」Iサムエル28:13-15でエン・ドルの霊媒をする女がサムエルの霊が「地から上って来られる」と言いました。しかしながら、これらの箇所のどちらも具体的に地獄の場所については書いてありません。カペナウムが「落とされる」のは物理的方角よりも裁きを指していると言えるでしょう。それに加え、霊媒師のまぼろしは、ただのまぼろしでした。

エペソ4:9でイエスが天に昇られる前に「地の低いところに下られた」と書いてあります。この地の低いが地獄であり、そこでイエスが死と復活の間の期間を過ごしたと解釈人々もいます。しかし、NIV訳ではイエスが「低い、地に下られた」と訳されています。つまり、イエスは受肉を持って地上にこられたことを指していて、イエスの死後のことを指していません。

地獄が宇宙に、特にブラックホールにあるという考えはブラックホールが高い熱を持つ、光さえも逃げる事のできない場所であるという知識からきているのでしょう。また地が「火の池に」なると黙示録20:10-15に書いてあります。地が火によって滅ぼされる時(IIペテロ3:10; 黙示録21:1)、学説によると、神がその燃え盛る場所を永遠の苦しみと不信者の裁きの場所にするという考えがあります。

結論として、聖書には地獄が実際にどこであるのかについて書いてありません。地獄は、実在する苦しみの場所ですが、私はそれがどこにあるのかが知らされていません。地獄は宇宙のどこかに物理的にあるのかもしれませんし、全く別の世界にあるのかもしれません。大切なのは地獄の場所ではなく、私たちが地獄にいかないことでしょう。

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